終わりと始まり

13ヶ月
長いようで短く　夢を見れずに日銭を稼ぎ
愛は語れず　友もなく
曖昧を糧に　ココロを削り
耐え忍ぶ意味は無し

月給自体は高かったし仕事自体は面白かった。
部下と新人には慕われていたし、話せる人も多かった。
上司は自分の活躍を買ってくれた。　
問題だったのは上の派閥争いに属さない一匹狼だったこと。
寝首をかこうとしていた者に気づかなかったのは自分の責任。

ふと思う。

何が足りないのかと。

友か？　金か？　愛か？　夢か？　野心か？　欲か？　信念か？

何かがあれば苦しむことは無かったのかもしれない。
垣間見るのは"虚無"　陥るのは"過去"　結果が"現実"

ならば全てを抱いて次を見るのが人生！！
悠久ではない時間を使い、挑むのは未来
それまではつかの間の休息を楽しもう。

ひとつの形が終わりました。